2008年08月19日

目的と手段



目的と手段

 支店長のA氏は、全社のマネージャー研修で衝撃【しょうげき】を受けました。仕事の進め方が誤っていたことを、痛切に実感したからです。

 「事業本来の目的は、利益を上げることではなく、社会に貢献し、お客様に喜ばれることである。経営側に立つマネージャーには、そこに社員を幸せにすることが使命として加わってくる。売上や利益は、それを実現するための手段だ。

 振り返るべきは、『お客様に喜ばれる』という目的に則った手段が、行なわれているかどうか。その達成度の判断基準として、業績がある」との講義でした。

 研修後、A氏は以前に視察した優良支店の取り組みを思い浮かべました。明るい挨拶、歯切れのよい返事、清潔感の漂う店内を見た時、「こういう支店が儲かるのか」としか当時は思えませんでした。「これからは、どうすればお客様に喜ばれるのか、という視点で見なければ」と肝に銘じたのです。

 事業における目的と手段はひとつながりです。所属する企業の役割、自分の仕事の目的を確認して、それにふさわしい手段で働いていきましょう。


今日の心がけ●お客様に喜んでもらいましょう
  

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2008年08月18日

無理なお願い



無理なお願い

 商店を営【いとな】むNさんが、地方へ出張に行きました。顧客【こきゃく】との打ち合わせが長引いてしまい、駅に着いたのは深夜でした。

 最終電車はすでにありません。駅から宿泊先のホテルまでは、歩いて1時間以上はかかります。タクシー会社へ電話をしてもつながらず、困ったNさんはホテルへ直接電話をして迎えに来てもらおうと考えました。

 電話で事情を説明し、「たいへん無理を言いますが、迎えに来ていただけないでしょうか」と話したところ、「申し訳ありません。それは無理です」と断わられてしまいました。何度お願いをしても、先方は無理の一点張りです。

 強い憤りを覚えたNさんでしたが、やがて〈無理を言っている〉と自覚しながら腹を立てている自分が、とても恥ずかしくなりました。自分も人からの相談などを、詳しい話も聞かずに初めから断わっていたからです。

 Nさんは〈相手が喜ぶことは何だろう。困っていることは何だろう〉と考える大切さを教えられました。



今日の心がけ●相手の立場で考えましょう
  

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2008年08月17日

言葉の力



言葉の力

 外国人が生徒の日本語学校での授業風景です。先生「今日は『あたかも』という言葉を使って短文を作ってみましょう」。生徒「ハイ、先生できました。昨日買ったマヨネーズが冷蔵庫に”あったかも”」。一同大笑いになりました。

 日本語は数ある言語の中でも非常に難しく、正確に使わないと、同じ音でも全く別の意味になってしまうことがあります。旺文社【おうぶんしゃ】が行なった小中高校生1万4500名を対象にした「きれいな日本語」に対する意識調査を紹介しましょう。

 「言いたいことが伝われば、きれいな日本語でなくてもよいか」との質問に、「そうは思わない」と否定的だったのは60.2%。しかし「自分はきれいな日本語を話していると思う」と答えたのは11.4%、「思わない」は38.5%で、自分たちの言葉の乱れを、それなりに自覚しているという結果でした。

 言葉の行き違いで誤解を招くことがあります。言葉ひとつで人を勇気づけることもできます。自分の意見や考え、思いが相手に適切に伝わるよう、言葉の一つひとつを磨いていきたいものです。



今日の心がけ●言葉を正しく使いましょう
  

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2008年08月16日

探さない余裕



探さない余裕

 デスクの上に山積みされた書類の中で、仕事をしてはいませんか?いざという時に大事な書類が見つからずに失敗することが多いでしょう。

 整理整頓の苦手な人は、不必要なものまで後生【ごしょう】大事にしまっておく傾向があり、いろいろと入り乱れて何か何だか分からなくなるのです。

 「あの書類はどこだろう?」などと、探索【たんさく】に時間を割【さ】いていては、肝心の仕事が疎【おろそ】かになることは目に見えています。探す時間は無駄な時間なのです。

 書類や物の管理をする上で大切なのは、「どの書類・物をどこに置けばよいのか」「それがいつ必要なのか」ということに意識を向けることです。

 とくに、物は必要な時に手元にあることが最も大事ですから、整理整頓の際には、1.使用頻度の高いものから身近に置く2.系統立った置き方をする3.ほとんど使わないものは定期的に処分をする、などに留意【りゅうい】するとよいでしょう。

 整理整頓の理想は、他人が見ても何がどこにあるかが分かるようになっていること。誰が見ても必要な書類が取り出せるのは、部署としての大きな強みです。



今日の心がけ●物の定位置を決めましょう
  

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2008年08月15日

国語力の低下



国語力の低下

 高校生の国語力が著【いちじる】しく低下していることが、文部科学省国立教育政策研究所の「読書教育に関する調査」で明らかになりました。

 読書離れの傾向は、学年が上がるにつれて深刻となり、多くの教師がその原因は「大人や教師が本を読まなくなった」ことにあると指摘【してき】しています。

 また、同時に行なった漢字の書き取り調査では、小学4年で習う「積【つ】む」を書けない高校生が5割近くいました。本離れがもたらした結果と言えましょう。

 昨今【さっこん】は物事を安易に考え、手間暇【てまひま】掛けてじっくり学ぶことを嫌がる人が多くなったようですが、学生時代に勉強を怠【おこた】ったツケは、社会人になって取り返さなければならなくなるのです。仕事の合間にやるには辛【つら】いところでしょう。

 高校生の国語力の低下は、将来、大人たちの人間力の低下を来すことにつながります。携帯メールの文字変換に頼【たよ】り、字を書く機会が少くなることを思うと、考える基本となる「読み書き」を再度見直していかなければなりません。

 自己向上のためにも、時間の有効活用をはかり、読書に親しみたいものです。


今日の心がけ●読書をしましょう
  

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2008年08月14日

脱メタボリック



脱メタボリック

 メタボリックシンドロームは、健康に留意【りゅうい】する多くの人に関心のあるところでしょう。健康によいと言われる朝型生活が、その対策にもなるそうです。

 神奈川県立保険福祉大のチームが、女子学生18人を対象に実証実験を行ないました。「朝型」と「夜型」の食生活をしてもらい、食事をとった際に、食物の消化と吸収などのために体が消費するエネルギー量を測りました。

その結果、夜型より朝型のほうがエネルギーの消費量が多く、太りにくいことが、データとして裏付けられました。夜遅くの飲食は、メタボリックシンドロームになる確率をアップさせてしまいます。

 早起きがなかなかできないという人は、次の手段が効果的です。1.昼間は極力体を動かす2.寝る前には飲食は控え早く休む3.朝は眠くても、決めた時間に「エイッ」と寝具【しんぐ】を蹴【け】って起き上がる、などを心を決めて実行しましょう。

 朝型生活は日中の仕事がはかどり、早く眠れば省エネにつながるという利点もあります。この夏を契機に、朝型に切り替えてみましょう。


今日の心がけ●朝型生活をしましょう
  

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2008年08月13日

忙しい人



忙しい人

 Aさんの職場には、常に「忙しい、忙しい」と口にするBさんがいます。たしかにBさんは、多忙な部局の主任として忙しい毎日を送っています。 

 しかし、Bさんは顔を合わせる人に、睡眠不足や忙しさを自慢するかのように訴えた後、一方的に「忙しいから」と、さっさとその場を立ち去るのです。

 ある時、AさんはBさんに、忙しい理由をたずねてみました。すると「取引先の仕事が遅い」「上司に仕事を押し付けられた」など、他人のせいにする言葉を繰り返したのです。

 Aさんは、それからしばらくBさんの仕事ぶりを観察しました。Bさんは、一度に幾つもの資料を広げ、何から手をつけてよいのか分からない様子で、無駄な時間が多いようでした。また、Bさんに気兼ねしてか、同僚や部下も話しかけづらい雰囲気があり、良好なコミュニケーションが築けていないようでした。

 忙しいという文字は「心を亡くす」と書きます。忙しさのあまり、周囲に対する気配りを忘れぬよう、忙しくさせている要因は何かを省みてはいかがでしょう。



今日の心がけ●無駄な時間を減らしましょう
  

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2008年08月12日

言ってはならない言葉



言ってはならない言葉

 Mさんは集合住宅に住んでいます。ある日、エレベーターが降りてくるのを待っていると、4歳ぐらいの男の子を連れた母親がやってきました。

 エレベーターのドアが開いたので、Mさんは先に乗り、ドアが閉まらないようにしてあげようと思いました。

 すると男の子が「何でお前が先に入るんだよ」とMさんに向かって言ったのです。母親が「何てこと言うの」と男の子をたしなめましたが、Mさんはその言葉に少しショックを受けてしまったそうです。

 子供は、どこかで聞いた言葉を覚えて発します。それは、家庭であったり、幼稚園であったり、近所の友だちであったりするでしょう。

 言葉が乱れていると言われる世の中ですが、案外、私たち大人が使っている言葉を子供たちが真似しているのかもしれません。

 言ってはならない言葉を吐いて、顔から火の出る思いをした経験はないでしょうか。ふだんの言葉遣いが大事と自覚したいものです。


今日の心がけ●ふだんの言葉遣いに注意しましょう
  

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2008年08月11日

支えあっての金メダル



支えあっての金メダル

 1988年のソウルオリンピックで、金メダルを期待されていた柔道の古賀稔彦【こがとしひこ】選手は、3回戦でよもやの敗退をしました。

 「自分はがんばったのに・・・」と落ち込む日が続きました。後日、その試合のテレビ放映を見た古賀選手は、観客席にいた両親が一所懸命に頭を下げている姿を目にして、戦っていたのは自分ひとりではなかったことに気づきました。

 ずっと応援をしてくれている両親や仲間の思いに応えようと、ひたすら前進することを決意。勝つためにたくさんの課題を見つけ、克服する努力を重ねました。

 1992年のバルセロナオリンピックでは、直前に左膝に大ケガを負いながらも、前向きな気持ちで対処できたことで、見事に金メダルを獲得したのです。

 私たちの仕事も同じです。何かが起きても、後ろ向きにならず努力をすれば結果はついてきます。大切なのは、「自分がやったのだ」と執着しないことです。

 執着心は「お陰さまで」の気持ちを忘れさせます。周りの支えの尊さを知り、楽しさを見いだしつつ、積極的に仕事に取り組んでいきましょう



今日の心がけ●前向きに取り組みましょう
  

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2008年08月10日

美しい所作



美しい所作【しょさ】

 礼は人を美しくします。姿勢正しいきちんとした礼は、人を清々【すがすが】しい気持ちにさせるばかりか、その姿には気品さえ漂【ただよ】っているように見えるものです。

 たとえば、かつての日本では、道ですれ違う時、目下の者は立ち止まってお辞儀をし、目上の者を先に通してから歩き出したものです。そこには他人を慮【おもんばか】る、人としての美しさがしっかりと息づいていました。

 翻【ひるがえ】って、現代の世相【せそう】を見るとどうでしょうか。電車の乗降口で、降りる人がいるのに、我先【われさき】に乗り込もうとする人。傍若無人【ぼうじゃくぶじん】に電車の中で化粧をする女性。客が来ても平気でおしゃべりに耽【ふけ】っている店員。日常茶飯事となった光景です。

 職場では、上司や先輩に対して、友人に話しかけるような言葉を使う社員が横行するなど、いずれも美しくない言動が大手を振っています。

 現代人は、人の真の美しさやスマートさに鈍感になってしまったのかもしれません。自分を、他人【ひと】を、清々しい気持ちにさせる美しい所作とは何か、改めて見つめ直す時期を迎えているのではないでしょうか。



今日の心がけ●人への思いやりを深めましょう
  

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2008年08月09日

モモコさんの子育て



モモコさんの子育て

 お笑いの「ハイヒールモモコ」さんは、リンゴさんとコンビを組んだ漫才師です。演芸関係のコンテスト等の受賞9回を誇る芸歴26年のベテランで、一方では12歳の長男を筆頭に、2男1女の母でもあります。

 仕事を持った身で3人の子育てが出来るのは、いろいろな人たちに協力していただいているお陰という気持ちを強く持っています。

 モモコさんは、なかなか学校参観に行けない代わりにと、PTA役員や青少年委員、幼稚園の文化委員なども引き受けて会合に出席しています。

 子供を産むにはテレビ番組などを休まねばならず、仕事が無くなるのではないかと心配したそうですが、妊娠中にはマタニティー雑誌から、出産後は育児雑誌からの取材や講演も依頼されるなど、かえって仕事の幅が広がったそうです。

 「子を持って知る親の恩」と言いますが、知るのは親の恩だけではありません。家族の協力や、地域や学校の先生など多くの人のお世話になって、はじめて子育ては出来るのです。だから、「子育ては親育て」でもあるのです。


今日の心がけ●多くの人に感謝の気持ちを持ちましょう
  

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2008年08月08日

添える言葉



添える言葉

 コミュニケーション塾主宰【しゅさい】の今井登茂子【いまいともこ】さんは、返事に一言を添えるだけで、人間関係がグッと変わってくると指摘します。

 何かを依頼した時に、相手から「はい、かしこまりました!」と明るい返事があれば、爽やかな気持ちになれます。しかし、それだけでは言葉が足りません。

 たとえば、受付で「はい、かしこまりました。少々お待ちください」と言われると、〈自分は待つのだな〉という自覚が生まれます。また、上司の指示に「はい、すぐ致します」と言えば、上司は〈すぐ取り掛かってくれるのだ〉と安心します。

 依頼したほうは、相手が「はい」と受け入れてくれただけでは、「いつ、どう動いてくれるのだろう」という不安を持ちます。

 返事だけで終わる人よりも、返事にもう一言、自分の気持ちや意思を付け加える人のほうを、無意識のうちに信頼していくものです。

 信頼関係は小さなコミュニケーションの積み重ねです。一言添える言葉の引き出しを、日頃から増やしておきましょう。


今日の心がけ●返事に一言添えましょう
  

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2008年08月07日

お別れの挨拶で



お別れの挨拶で

 派遣社員のYさんが、K電気での契約期間を終える日の終礼で、半年間、共に働いた職場の仲間にお別れの挨拶をしました。その内容は、開店前の清掃、朝礼に参加したことで、挨拶・返事・後始末をする姿勢が向上した喜びでした。

 Yさんは、K電気で働く前に、3社での勤務経験がありました。その3社とも、時間が来たというだけで節目もなく始まり、時間が過ぎたら挨拶もなくパラパラと終わり、いまひとつ覇気のない状態だったことを話しました。

 「K電気の皆さんの朝礼は、元気いっぱいで、キビキビしていました。私も仕事を始める前から元気をいただいた思いで、毎日充実していました。皆さんにたくさんのことを教えていただきました」とYさんは締めくくりました。

 お別れの挨拶を聞いた社員の一人は、「自分はK電気のことしか分かりませんが、Yさんの話を聞いて、改めてウチの会社の良さがわかりました」と語ります。

 私たちの凛然とした行動は、お客様に対してはもちろん、「会社をよくする」ことにもつながります。誇りを持てる自社かどうかを、時には点検しましょう。


今日の心がけ●挨拶・返事・後始末に磨きをかけましょう
  

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2008年08月06日

できない理由



できない理由

 自分が手がけている仕事や、指示された業務がうまく進まないことがあります。そのような時、皆さんはどうしているでしょうか。

 当然、上司に報告をしなければなりませんが、「部長は今日出張だから」「課長は来客で忙しい、煩【わずら】わせるのは悪い」など、いわゆる「できない理由」を並べて、報告を躊躇【ちゅうちょ】することはないでしょうか。

 経営教育コンサルタントの守谷雄司【もりやゆうじ】氏は、報告の仕方を「ケチスルナイ」との標語で端的に述べています。

 「ケ」は結論から報告する、「チ」は中間報告も忘れず、「ス」はスピーディーに催促される前に、「ル」は上司が留守でも後回しにせず、「ナ」は内容は事実に基づいてきちんと伝える、「イ」は自分の意見は最後に付け加える、です。

 報告には文書でするものと口頭やメモで済むものがありますが、仕事が順調な時も、そうでない時も「できない理由」を並べず、きちんと報告したいものです。それが上司と自分の信頼関係を育て、よい人間関係を築く礎【いしずえ】となります。



今日の心がけ●すばやい報告を励行しましょう
  

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2008年08月05日

あきらめない



あきらめない

 岡崎朋美【おかざきともみ】選手といえば、長野オリンピック・スピードスケートの銅メダリストです。日本スケート界では現役最年長。30歳を超えて第一線で活躍する女性選手は、他競技でもまれですが、36歳となった現在も活躍しています。

 「どんな優れたアスリートでも、能力の3割も使っていないと言われます。だから、私はスケートという手段を使って人間の持つ能力を探【さぐ】ってみたい。限界というのは、その人があきらめた地点を指す言葉だと思います」と岡崎選手は語ります。

 この言葉は、私たちの仕事に対する姿勢にも当てはまります。やる前からできない理由を考えて仕事に取り掛かっているのか、準備を整え最後まであきらめずにやり遂げようとするのか、その志に結果の違いが出るのです。

 あきらめからは何も生れません。与えられた仕事に最後まで全力でぶつかる姿勢こそが、自分を大きく成長させてくれるのです。

 自分で壁をつくらず、毎日が挑戦と心得て、日々邁進【まいしん】していきたいものです。


今日の心がけ●果敢に挑戦しましょう
  

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2008年08月04日

字幕



字幕

 若者の活字離れが、映画の字幕にも影響しているそうです。

 日本で初めて上映された字幕映画『モロッコ』では、字幕の量は縦13字で3行。その後、横13字2行に定着したものの、その13字の字幕を読みきれない若者が増加しているというのです。

 単に読みきれないということだけでなく、義務教育で習う有名な歴史なども知らないという現状もあり、字幕の表現方法に映画業界は苦慮しています。

 正確に文字を読み、書くためには、手書きの習慣をつけることが早道の一つですが、今や職場で手書きの書類を目にすることは、きわめて少なくなりました。

 その書類もメールで対処されることが多く、紙に手書きというスタイルは、職場でほとんど見当たらないのではないでしょうか。

 文字は読めても書けないなど、活字離れの弊害【へいがい】は、若者だけではなく私たち職場人にも及んでいるのかもしれません。努めてペンを握り、こまめに日記をつけたり、手紙を書いたりといった習慣をつけながら、活字に親しみたいものです。



今日の心がけ●手書きに親しみましょう
  

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2008年08月03日

不惑の2000本



不惑の2000本

 「世界の鉄人」の愛称で親しまれている、プロ野球・阪神の金本知憲【かねもとともあき】選手。37人目となる通算2000本安打を、史上3番目の40歳という高齢で達成しました。

 1992年、東北福祉大からドラフト4位で広島に入団。当時の山本浩二監督は「守備は下手だわ、打てないわ、中の下だった」とコメントしています。

 また、入団時からトレーニング指導を続ける平岡洋二【ひらおかようじ】氏は「三流選手が間違って入った。このままではプロで生きていけない」と思ったそうです。

 入団当時は体の線が細く、ヒョロヒョロの金本選手でしたが、三年目に山本一義【やまもとかずよし】打撃コーチと出会います。練習後すぐにへばってしまう金本選手を見て、「仕事として、もっとしっかり食べろ」と食事を改善。日々のウエイトトレーニングの成果を得て、鋼【はがね】のような凄【すご】い体に生まれ変わることが出来たのです。

 師との出会いを通じて、プロ選手としての身体づくりとトレーニングに日夜精進した結果の大記録でしょう。マイナスな面があっても、努力することで克服できるということを示してくれた金本選手を、私たちも励みとしたいものです。



今日の心がけ●日々の努力を怠らず進んでいきましょう
  

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2008年08月02日

人を人たらしめるものそれは人の愛である



人を人たらしめるものそれは人の愛である

今から800年程前、ローマ帝国のフリードリッヒ二世が、多くの新生児を集めて恐ろしい実験を行いました。
集めた新生児に対してスキンシップを全く施さず、言葉も掛けることなく、世話係がミルクを与えて胃袋を満たし、排泄【はいせつ】の処理だけして育てたのです。その結果、ほとんどの新生児が心を病み、多くが死んでいったというのです。

 この事実から、人は栄養補給と身辺処理だけではまともに生きてはいけず、スキンシップは魂の正常化をはかる上で極めて重要であるということは明らかです。新生児は親からの愛情を得ようと、精神的乾きを何とかして潤そうと必死なのです。
現在の日本を見渡すと、あらゆるところで魂の叫びが聞こえてきているという現状です。家庭・学校での教育が崩壊しつつある今、職場での教育が最後の砦【とりで】ではないかとも言われています。

社員教育で頭を悩ませていたA社長の会社では、とくに若手社員の離職率が高く、無断欠勤・遅刻、トラブル等が後を絶たない状況でした。そうした中、経営者モーニングセミナーで輪読する『万人幸福の栞』の一節に氏は光明を見いだしたのです。
人を生み、育て、やしなう、これは親の愛である。家庭をつくり、社会をいとなみ、人の世の幸福と文化を生み出すもとは、人の愛である。

それからというもの、社員を我が子のように思い、専務である妻と二人で時には親代わりに叱り、時には誰よりも応援しました。A社長夫婦の家族以上の関わりに若手社員も心打たれ、「裏切れない」という思いから、問題が激減したのです。

 倫理研究所創設者の丸山敏雄は、その著『純粋倫理原論』「愛の倫理」の中で、愛を段階的に説明しています。最も低い愛情を自己愛であると述べ、これは己一人の為に愛を支配・独占、すべて我が物としようとする我情の変形であるとしています。恋愛は、この段階で終わるものが多く、男女の愛は、じつは動物愛を誇張したものであるとも言っています。
 
 次の段階として愛が人間のものになってくると、まず、滲み出るのは憐憫の情で、「気の毒だな」「かわいそうだな」という同情心となります。この時、人間の心は動物の心とは離れ、これが高められて友愛となり、師弟の愛となり、主従の愛となり、ついに親子絶対の愛になるというのです。

 多くの親は、子供のためならば、己を捨て子供を守ろうとします。子供が病気になろうものなら「自分が代わりに病気になります。だから子供だけは助けて下さい」と念じ、子供が危険にさらされようものならば、命がけで助けに行くでしょう。そこには自己愛など無く、我が子に幸せになってもらいたいという思いしか存在しません。

どのような人にも父親と母親は存在します。また親代わりとされる人が存在します。会社では社長が親であり、社員はかわいい子供たちです。社員の幸せを願い、親のような思いに至ったとき、真心の働きが姿を現わすのです。
  

Posted by 広報委員長 at 13:25Comments(0)今週の倫理

2008年08月02日

一鉢の石楠花



一鉢の石楠花【しゃくなげ】

 Kさんは、花屋にあった石楠花の鉢植えに目を留めました。

 さっそく買い求め、自分の庭で育てることにしました。すでに数個の固い蕾【つぼみ】をつけていたので、Kさんは開花を心待ちにし、せっせと水やりもしました。

 ところが、購入してから2ヵ月が過ぎ3ヵ月が経っても、花が開く気配はありません。半年が過ぎた頃、近所の庭先には、石楠花の花が咲きました、しかし、Kさんの庭の石楠花は、いっこうに花開く様子が見えません。

 水やりを続け、7ヵ月が経過し半ば諦めかけていた時、やっと蕾が紅くなり膨【ふく】らみ始めました。そして数日後、一気に真紅の花を咲かせたのです。長い間待っただけに、Kさんの喜びはひとしおでした。その時の感動を短歌にしました。

 雨ざらし 日ざらし酷寒耐え抜きて いま咲きそめし 石楠花の花「物事が開花し、実るには、風雪に耐え、長い時間がかかるものだ。何事も一朝一石にはいかないものだ」と、Kさんは改めて感じました。Kさんは、結果に捉われず、日々続けることの大切さを忘れずにいようと決めました。



今日の心がけ●コツコツとたゆまず続けましょう
  

Posted by 広報委員長 at 03:36Comments(0)職場の教養

2008年08月01日

日常の力



日常の力

 その人の生活習慣やクセ、人間性は、仕事にも表われます。

 事務職のMさんは、まじめな性格ですが、よく物を失くします。F君は大事な場面で決断できず、チャンスを逃します。営業職のT君は、仕事のとりかかりが遅く、ライバルに差をつけられてしまいます。

 三者に共通するのは、「後始末【あとしまつ】」の欠如【けつじょ】です。

1.後始末とは、物への感謝の表現です。Mさんは普段の生活で、自分が使用する用具に心を向けて整理整頓をすれば紛失を防げます。

2.後始末とは、物事の区切りをつけることです。F君の決断力不足は、日常生活の様々なけじめや区切りをおろそかにしている心根【こころね】が影響しています。

3.後始末とは、次のスタートへの準備です。今日の仕事の整理や後始末は、明日の仕事のスタートにつながります。T君は準備が不足しているようです。
 
毎日の後始末の積み重ねが、大きな力となります。後始末ができているかどうか、見直してみてはいかがでしょう。



今日の心がけ●後始末をしましょう
  

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