2008年07月26日
200万回の読誦

200万回の読誦【どくじゅ】
江戸時代の大学者・塙保己一【はなわほきいち】は、7歳の頃に目が見えなくなりました。
その後、鍼【はり】、灸【きゅう】、三味線【しゃみせん】などを習いましたが上達しませんでした。しかし、学問に対する情熱と才能を見い出され、その道を勧【すす】められたのです。
懸命に学問に励んでいた34歳のある日、「このまま放っておけば、歴史上の貴重な文献や資料が散逸【さんいつ】してしまう」という話を知った保己一は、普通でさえ生涯をかけても不可能と言われる困難な事業に、勇んで取り組む決心をしたのです。
それから41年の歳月をかけ、門人【もんじん】や市井【しせい】の庶民らの協力を得ながら、江戸時代初期までに刊行された歴史書や文学作品を、530巻666冊の『群書類従【ぐんしょるいじゅう】』として編纂。そのとき彼は74歳になっていました。
この大事業が完成するまで、毎日「般若心経」の読誦【どくじゅ】を決意した保己一ですが、41年間の読誦回数は200万回を超えたとも言われています。
強い決意があれば、できないものはないことを教えてくれる塙保己一の人生。どんな困難な仕事でも果敢に挑戦する強い心を、私たちも持ちたいものです。
今日の心がけ●信念を持って取り組みましょう
Posted by 広報委員長 at 03:36│Comments(0)
│職場の教養




