2008年06月27日
河にまなぶ

河にまなぶ
『枕草子【まくらのそうし】』や『徒然草【つれづれぐさ】』とならぶ三大随筆【ずいひつ】のひとつ、鴨長明【かものちょうめい】による『方丈記【ほうじょうき】』の冒頭の一節は、今なお私たちに多くのことを考えさせてくれます。
「行く河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとゞまりたる例【ためし】なし」
河は常に途切れることなく流れ続いており、なお、その水は昨日の水とは違って刻一刻【こくいっこく】と変転しています。
現代の経済や産業に置き換えてみれば、永遠に続くかと見えたバブル景気が崩壊、上昇の一途【いっと】だった土地価格が暴落して未曾有【みぞう】の不況に陥り、企業も水面に浮かぶ泡のように漂【ただよ】ったり消えたりして、同じ状態に留【とど】まることはありません。
価値観の陳腐化【ちんぷか】が加速する激動の現代では、企業の寿命も商品のサイクルも短くなり、生き残りをかけて旧態【きゅうたい】からの脱皮と大胆な変革が常に求められています。
片や、創業精神や経営理念など、変えてはならないものは一貫して守り抜く、不動の信念と伝承【でんしょう】の姿勢が一方で大切となってくるのです。
今日の心がけ●変えるものと守るものを見抜く眼を備えましょう
Posted by 広報委員長 at 03:36│Comments(0)
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