2008年10月31日
臨機応変

臨機応変
Aさんがあるホテルを利用したときのことです。夜間に急な外出の必要に迫られましたが、気が急いていたAさんは、広いホテルの中で迷ってしまったのです。
その時、偶然ホテルのスタッフと遭遇し、フロントの場所を尋ねました。するとそのスタッフは、「お急ぎですか?それではこちらへどうぞ」と言って、非常口から駐車場へと案内してくれたのです。
ルームキーを持ったままだったAさんは「キーを持ったままですが、預けなくてもいいですか」と尋ねたところ、「結構でございます。どうぞ行ってらっしゃいませ」と笑顔で送り出してくれました。
この臨機応変な対応に、Aさんは感動を覚えました。そして<このホテルは、どのような社員教育をしているのか、ぜひ知りたいものだ>とも思ったのです。
規則やマニュアルは基本的には大切ですが、その場に即した柔軟な対応が思わぬ効果をもたらしてくれるものです。そのためには、日頃から利用者の立場に立ったサービスや製品の提供を考え、そして行動に移すことが重要です。
今日の心がけ●相手の状況を察しましょう
2008年10月30日
協力体制

協力体制
日本のビジネススタイルは、時代の流れと共に大きく変化してきました。
その一つが、年功序列制度を廃し、一定期間内での目標達成度により賃金・昇進などに反映させる「成果主義」でした。
導入した企業は、個人の力が強化されるなど、仕事や組織内の効率化がなされて、ある程度の効果が見られたようです。
しかし、目に見える成果に直結しない仕事を軽く見たり、同僚が困っていても自分の業績にならない仕事は避ける社員が現われるなど、職場にギクシャクとした雰囲気が生じてしまうという弊害が生じました。
個人間の連携が希薄となった職場の共通点として、コミュニケーションの手段である挨拶や、「ありがとう」といった労【ねぎら】いの言葉が少なくなっているようです。
仕事の達成度は、組織のチームワークに大きく左右されるものです。連携【れんけい】の取れた職場をつくっていくためにも、個々人が積極的に挨拶や感謝の言葉を交わしましょう。
今日の心がけ●感謝の言葉を交わしましょう
2008年10月29日
成功の理由

成功の理由
「私は9000本以上のシュートをミスした。300の試合に負けた。ウイニングショットを26回はずした。私は生涯の中で、何度も何度も何度も失敗を繰り返してきた」
そう語るのは、アメリカプロバスケットボールのスーパースターとして名高い、マイケル・ジョーダンです。この言葉の最後は、「そして、それが私の成功の理由だ」と締めくくられています。
仕事をするとき、失敗を恐れて、なかなか手を出せないでいることはないでしょうか。目標に近づこうとする過程で、あるいは失敗することもあるかもしれません。しかし失敗があるから、次の成功があることを忘れてはなりません。
ミスや失敗は決して喜ぶべきものではありません。場合によっては深く落ち込んで当然ですが、その後しっかりと反省をし、原因を見極める必要があります。その後の一歩から道が拓けるのです。
良いこともあれば悪いこともある。人生は成功と失敗の連続と心得【こころえ】ましょう。
今日の心がけ●時には思い切って挑戦してみましょう
2008年10月28日
私が替わります

私が替わります
S君は都内の出版社に勤める中堅の会社員。勤め帰りの電車内でのことです。
運よく一人が席を立ち、仕事で疲れていた彼は一目散に空いた席めがけてダッシュしました。首尾よく席を確保できたところに、次の駅で老婦人が杖を突きながら乗車してきたのです。
すると、氏の近くの席で二人仲良く話しをしていた若いカップルの男性が、「どうぞお掛けください」とサッと立ち上がり、席を譲ろうとしました。
ところが間をおかず、カップルの真向かいの席に座っていた壮年男性が、「いや、私は次の駅で降りるから、私が替わります」と若い男性を座らせ、代わりに席を譲ったのです。老婦人は感謝の笑みで腰かけました。
<なんと気持ちのいい人たちなんだろう。こうした光景が日本中で見られたら、素晴らしいなあ・・・>とS君は爽やかな心になり、思わず疲れを忘れました。
すさんだ世の中を和ませるのは、「自分は結構です」という譲り合いの心です。<次にはきっと自分が席を立とう>と心に決めたS君でした。
今日の心がけ●譲り合いを大切にしましょう
2008年10月27日
桂馬の高上がり

桂馬の高上がり
「桂馬」とは将棋の駒の一種で、一つ間を隔【へだ】てて斜め前に進むことができます。その点で他の駒と比べ、特徴的な使い方ができる駒とされます。
しかし、この「桂馬」がむやみに前に出ると、かえって相手の「歩」という駒の餌食になりやすいことがあります。
このことから転じて、一足飛びに高い地位に上ると、実力が伴わないので失敗しやすいことのたとえで、「桂馬の高上がり」という言葉があります。
本来、地位と実力は天秤【てんびん】のように釣り合っていることが望ましいものです。実力が伴っていなければ、その地位にふさわしい仕事をこなすことができず、業務に悪い影響を与えることもあるでしょう。
いつ、どの地位や立場に就【つ】くのかを、自分で決められることはほとんどありません。私たちに求められることは、自分が地位という階段を上るたびに、その立場に要求される仕事を堅実にこなすための準備です。
準備とは実力のこと。来たるべき日のために、着実に力を養っていきましょう。
今日の心がけ●日々の仕事で実力をつけましょう
2008年10月26日
報恩の行為

報恩【ほうおん】の行為
挨拶は人としての基本であり、人間関係を円滑にする潤滑油【じゅんかつゆ】の働きがあります。ところが昨今は、その基本を軽視している人も少なくないようです。
ある小学校でのことです。「給食のときに『いただきます』『ご馳走様でした』という挨拶を子供に強要するな」との苦情が寄せられました。その保護者の言い分は、「給食費を払っているのは私であって、その支払っている側の子供に、なんで『いただきます』などと言わせるのか」というのです。
親がよい生活習慣を率先垂範し、子の手本になるべきであるにもかかわらず、肝心の親自身のモラルが歪【ゆが】んでいるとしか言いようがありません。
私たちは、よき職場人である前に、よき家庭人であるべきです。まずは、日常の些細【ささい】な事柄の中にこそ、人として生きていく規範があることを知るべきでしょう。そして規範は守るべきものであることも忘れてはなりません。
日々の生活の中で感謝をする、その思いの発露【はつろ】が挨拶です。子供の将来を狂わせないためにも、親や大人がしっかりと生きていきましょう。
今日の心がけ●挨拶は家庭から始めましょう
2008年10月25日
プロとしての姿勢

プロとしての姿勢
K氏が飛行機に搭乗した際、二人掛けの窓側席に座っていた氏の隣に、二人の乳幼児を連れた夫婦が、通路を挟んで座っていました。
「席を替わりましょう」と言って、その家族が二人並んで座れるよう氏が席を移動しました。夫婦から丁寧にお礼を言われ、二人掛けのシートで談笑する様子を微笑ましく見ていたときのことです。
客室乗務員から「当機は緊急時の酸素ボンベ設備の都合上、二人とも膝の上にお子様を乗せての、二人掛け席使用は出来ないのです。お戻り頂けますでしょうか」と注意を受け、しぶしぶ、氏とその家族は元の席に戻ることになりました。
しかし、離陸後「先程は、せっかくのご厚意を大変申し訳ありませんでした」と深々と頭を下げる客室乗務員の態度に、夫婦の顔に笑顔が戻り、K氏の胸の中にあったモヤモヤしたものが瞬時に消えたのでした。
何よりも安全と信頼を第一に考えるのがプロです。お客様に言いにくいことでも妥協なく伝えるという姿勢は、私たちに大切なことを教えてくれています。
今日の心がけ●プロ意識を持ちましょう
2008年10月24日
プレゼン能力

プレゼン能力
鳥取県のK高校では、生徒が現代の問題について解決策を研究し、その成果をプレゼンテーション(説明・提案)する能力養成に取り組んでいます。
毎年、チームごとに研究成果を発表する校内コンクールを実施。さらには海外や他の地域の高校生を招待して「国際高校生フォーラム」を開催しています。地域や国境を超えた意見交換の中で、物事を広い視野で考えることが狙いです。
研究成果のプレゼンテーションは、生徒たちの表現力アップにも繋がっています。「意見をぶつけ合うことで、自分を表現する力がついたと思う。自分たちの伝えたいことが100%伝わるよう、もっと内容を磨いていきたい」と、生徒たちからは意欲がうかがえます。
仕事においても、物事を文章や言葉などで表現する力は求められます。「どのように表現すれば相手に的確に伝わるのか」を意識し、自分の胸の内がしっかりと伝わるよう磨きをかけることは、社会人として必須です。
お互いの意思が伝わって初めて、仕事は前進することを理解したいものです。
今日の心がけ●表現力を養いましょう
2008年10月23日
こじれた人間関係

こじれた人間関係
職場でのスムーズな人間関係は、どのような職場でも大切な要素の一つです。
良好な関係は仕事の効率を上げると同時に、周囲のムードを明るくし、自らのやる気や生きがいを向上させるものです。
しかし、現実にはトラブルの渦中にある人も多いようです。例えば感情的な言動、報告・連絡の食い違い、言いたいことが言えないなどの様々なケースがあり、さらに状況や立場によっては複雑に絡【から】み合った様相が生じます。
人間関係が余計にこじれていく場合は、個人に向けた責め心や、わが身に関係なしといった責任転嫁【てんか】の意識が潜【ひそ】んでいるといえそうです。
反対に、トラブル後に好結果がもたらされる場合は、当事者が自身を省【かえり】みて、適正な言動であったか、最後まで正確に伝わったか、何が原因で不協和音が生じたのか等を深く考えた結果が、その要因といえそうです。
肝心なのは、もしトラブルが起こってしまった場合、そのトラブルを互いの成長につなげていこうとする、一人ひとりの知恵と努力なのです。
今日の心がけ●まずは自分を見つめましょう
2008年10月22日
本【もと】につながる

本につながる
人が「本」につながることの大切さは、初心・恩・生命の源への感謝に集約されます。
物事の恵み、人や自然の恵みへの感謝を忘れずにいることです。中でも大切な恵みが、親から命を分け与えられたという恵みです。生命という大きな恵みを体いっぱい受けていることへの感謝が、生きていく上での至上【しじょう】の宝なのです。
家庭という樹においては、根は親で、幹は子です。樹が大きく成長するには、幹がしっかりと根につながっていなければなりません。この当たり前のことを、しっかりとわきまえて生きていくことです。
企業でいえば、根にあたるのが創業者・先代で、幹は後継者です。後継者が創業者につながって事業に専念していくとき、樹は太さを増します。そして社員は根と幹を潤す水であり、三者が一体となって企業は発展していくのです。
大自然の大きな恵みによって生かされていることを再認識し、本につながることの大切さを心に留めて生きていきたいものです。
今日の心がけ●人生の恵みに感謝しましょう
2008年10月21日
恩返し

恩返し
「自分の中ではまだまだやりたい気持ちが強いが、プロ野球選手としてお客さんに見せるパフォーマンスは出せない。中途半端は周りに迷惑をかけるだけ」とのコメントを残して、今年7月に野茂英雄【のもひでお】投手が現役引退しました。
同選手は1995年に日本人で2人目の大リーガーとなり、新人王、奪三振王、2度のノーヒットノーラン、そして通算123勝の実績を残しました。
当時のクリントン大統領は「野茂は日本の最高の輸出品」と絶賛。その活躍は日米関係にまで好影響をもたらしたほどです。
そして彼は、日本経済の景気低迷により多くの社会人チームが休廃部を余儀なくされる中、「自分を今日まで育ててくれた社会人野球への恩返しがしたい」という理由で、平成15年に「NOMOベースボールクラブ」を設立したのです。
人は誰でも最初は未熟ですが、成功を得るといい気になったり、初心を忘れがちになります。野茂選手の原点を忘れない生き方は、学ぶべき点が多くあります。
いま自分が在【あ】ることへの感謝を、仕事という形で恩返ししていきましょう。
今日の心がけ●恩の心を行動で示しましょう
2008年10月20日
不信の時代

不信の時代
孔子は『論語』の中で、「国家においては、兵力よりも、食べ物よりも、まずは信が大切だ」と説いています。
ひるがえって、現在の日本の状況はどうでしょうか。相も変わらず、製品偽装などの企業の不祥事や贈収賄【ぞうしゅうわい】事件などにより、目を覆【おお】いたくなるような「不信の時代」が続いています。
信を築くのも回復させるのも、最終的には決め事を守るしかありません。決め事とは法律・規約・規則・マナーはもちろんのこと、人と人との約束も含まれますが、果たして私たちはどれだけ守れているでしょうか。
つい「人が見ていなければ」とか「自分一人が守らなくてもたいしたことはないだろう」などと高をくくってしまいがちです。「天網恢恢【てんもうかいかい】疎【そ】にして漏【も】らさず」と言われるように、人の目はごまかせても天は決して見逃してはくれません。
まずは身近な実践として時間を正しく守ることを皮切りに、自分の甘えがちな心に妥協せず、一つひとつの決め事を守る姿勢を堅持【けんじ】していきたいものです。
今日の心がけ●決め事は妥協なく守りましょう
2008年10月19日
すべてはやる気から

すべてはやる気から
日本監督士【かんとくし】協会常任理事の佐藤方俊【さとうまさとし】氏は、「仕事だけの話ではないが、何かをしようとして出来ないとき、なぜ出ないのかという理由を考えてみることが大切だ」と分析しています。
1.今すぐには出来ない2.量が多過ぎるので出来ない3.やり方がわからなくて出来ない4.やったことがないので出来ないなど、様々な理由が挙がります。
その解決法として、「指示を仰ぐ」「相談をする」「手伝ってもらう」などの方法がありますが、一番のポイントは「やる気」であると指摘します。
「やる気」は事の成就【じょうじゅ】へ向けた心のエネルギーともいえます。K氏は、事に当たるとき「必ず出来る」と言葉に出し、自分に言い聞かせるようにしています。S氏は、思うだけではなかなか前向きに心を転換させることが出来ないので、手帳に「やれば出来る」と書くようにしています。
職場朝礼は「心をプラスに転換する場」でもあります。今日一日、まずは元気な挨拶でやる気を高め、仕事に精励【せいれい】していきましょう。
今日の心がけ●気合を高めましょう
2008年10月18日
健康法の基本

健康法の基本
千葉県の事業所で経理を担当するO氏は、30年来、ウエストと体重の変化はなく、健康を保っています。氏が心がけている健康法は、いたってシンプルです。
外出から戻ったときとトイレに入るたびに、うがいと手洗いを欠かさずに行ないます。それらは多い日で20回ほどに上ります。
併【あわ】せて、エレベーターやエスカレーターは避け、できるだけ歩くようにしています。食事はよく噛んで食べ、腹7分目を常に意識しています。
私たちの働きの資本は、まず健康な体です。どんなに優れた能力を有していても、体調を崩しがちでは能力を発揮しようがありません。
健康管理について、雑誌・テレビ等で食品や器具によるダイエット法が紹介されることがありますが、その基本は本来シンプルなものです。
摂取カロリー(食事)と消費カロリー(運動)のバランスが第一で、更にうがいと手洗いで口と手を清潔に保つことも大切でしょう。
体調管理に留意しながら、充実した職場生活を過ごしましょう。
今日の心がけ●体調管理を意識しましょう
2008年10月17日
置いたままのファクシミリ

置いたままのファクシミリ
課長のMさんは朝から不機嫌でした。前日届いた他部署宛のファクシミリが、昼近くになっても収納棚に置いたままになっていたからです。
近くにいた社員に「昨日からファクシミリが置きっぱなしになっているよ」と注意すると、「連絡はしたんですけど・・・」という返事です。
その素っ気なさに、さらに怒りが込み上げてきました。Mさんはそばにいた係長に「誰かに届けさせてくれ」と強い口調で言ったあと、ハッとしました。
<昨日の終業後にファクシミリが届いたのを知っているのは、居残っていた自分一人だ。出勤してファクシミリに気づいたのなら、急ぎの用件だったら、自分が持っていくなり、電話をしてやればいいではないか>ということです。
ファクシミリが置いてあるままというだけで部下の対応が悪いと決めつけ、腹を立てていた自分だったのです。
ちょうどそこへ、連絡を受けた他部の社員が取りにきて一件落着となりましたが、Mさんは行動の伴っていない自分を恥ずかしく思いました。
今日の心がけ●人に腹を立てる前に自ら行動しましょう
2008年10月16日
積極的な空気

積極的な空気
仕事に向かう積極的な姿勢は、仕事の能率や質を向上させます。そして、職場の空気をも変えます。
緊張感ばかり漂う姿勢では、息の詰まる空気が生まれます。親近感だけの姿勢では、仲良しムードになり、このくらいならと妥協を許す空気が生まれます。
Yさんはある日、先輩から勤務態度について、書面でアドバイスをもらいました。数多くのアドバイスの中で、特に目についたのが「挨拶に心を込めてみてください」でした。
緊張感の足りないYさんは、挨拶もそぞろで、それが「慣れ合いの空気を作っている」と教えられたのでした。それ以降、挨拶に気持ちを込め、仕事ではキビキビとした張りのある動作を心がけました。
挨拶は基本的に無言では行ないません。元気よく声を発し、逆にそれが返ってくる。そのやりとりの中で、互いのエネルギーが自ずと充たされていくのです。
感謝の気持ちで和【なご】やかさを養い、集中力で緊張感を生みましょう。
今日の心がけ●心と体に張りを持ちましょう
2008年10月15日
あそこに頼もう

あそこに頼もう
山梨県に少し変わったサービスを提供しているAクリーニング社があります。
規模が小さく、工場も一ヵ所だけの同社が、毎年3%の売り上げの伸びを記録しています。その特徴は、タキシード、高級ブランドのコート・バッグ・財布など、家ではちょっと洗えないような高級品の洗濯です。
また、宅配業者との提携で、高級衣料を無酸素パックで半年間保管。クリーニングして全国に宅配するサービスをインターネットでPRしたところ、「かさばる冬物を預かってくれる」と上々の評判です。
社長が着目したのは、<当社で働く腕のいい職人の技術に見合った料金をいただくには、高級衣料を洗濯すること>><こいのぼり、剣道具など、他店では扱わない物でも洗濯すること>でした。
「あのクリーニング店ならどうにかしてくれる」と考えるお客様に、満足していただくために始めたA社のサービスは、現在、他社も携【たずさ】わるようになりました。同社では、更なる新サービスをお客様の立場から考えているようです。
今日の心がけ●お客様の視点で考えましょう
2008年10月14日
「はい」が基本

「はい」が基本
自社の商品やサービスに対して、顧客から寄せられる声は実に多用です。
「良かった」「ぜひ次回もお願いしたい」とプラスの評判を得ることもあれば、クレームを受けることもあるでしょう。
苦情電話の場合、お互いの姿が見えないだけに、誤解を生じやすく、応対の仕方でトラブルが増幅【ぞうふく】する可能性もあります。
「運悪く自分が受けてしまった」という気持ちで苦情電話に応対すれば、おのずと面倒がっている雰囲気が受話器を通して伝わってしまうでしょう。
電話応対などの企業研修を手がけるS社長は、「受け答えは長くならないよう『はい』の一言が基本」としています。「はい」の中に込める誠意が大切で、相手の発言が途切れた瞬間に<申し訳ありませんでした>と心から詫びる気持ちで「はい」と応えることが重要だといいます。
クレームは、商品の改良やサービスの改善につながる、消費者からの貴重な意見です。感謝の心で傾聴【けいちょう】し、誠意を持って応対しましょう。
今日の心がけ●誠意を持って応対しましょう
2008年10月13日
記念日

記念日
平成12年から「体育の日」は10月の第2月曜日となり、毎年日付けが変わりますが、それまでは10月10日に固定化されていました。
この「体育の日」は、昭和39年に日本で初めて開催された「東京オリンピック」開会式の日を記念して、昭和41年から国民の休日として制定されたものです。
しかし、年ごとに日付が変わるとなると、国民の休日になっている由来や意義も、いずれ忘れ去られてしまうかもしれません。
「体育の日」に限らず、様々な記念日には、その理由が必ずあるものです。企業でいえば「創業記念日」、家庭ならば「結婚記念日」や家族の「誕生日」などが記念の日となるでしょう。
記念日を祝うことで、その事実に対しての思いを深めたり、初心に返って気持ちを新たにでき、それが人生における一つの節目となるのです。
自身の周囲にある様々な記念日を大切にし、生活の糧としていきましょう。
今日の心がけ●自分の記念日を確認しましょう
2008年10月12日
愛用

愛用
Aさんは、だいぶ昔に購入した古い型の車を大切に使っていました。
故障して修理に出すたびに、ディーラー側から「買ったほうが安いですよ」と新車購入を勧められます。「愛用しているものは長く使いたい」という性格のAさんは、それが嫌で修理の際には系列のディーラーを転々としていました。
そんなある日のこと、買い物がてら訪れたディーラーで、Aさんの車を見た営業担当者は「ご愛用いただき、ありがとうございます!」と、嬉しそうに声をかけてきたのです。
その担当者は同じ車種を所有し、修理工の経験もあることから、「どれだけこの車が大切に扱われているかが分かります」と感動したのでした。
これまで新車を勧められても、話も聞かずにいたAさんでしたが、この日初めて新車の説明を聞き、〈購入するならこの人からだ〉と心に決めたのでした。
商品を購入してもらえる可能性の有無にかかわらず、まずは相手に合わせて、もてなしていこうとする姿勢は、自ずと新しい出会いにつながっていくものです。
今日の心がけ●相手に合わせた接客をしましょう




