2008年08月31日

一日一生



一日一生

 顧客を何十社も持つ営業マンのAさんは、夜遅くまで駆け回っています。

 朝はいつも目覚めが悪く、「昨晩寝たのが遅かった」「働き過ぎて疲れている」「まだ起きるには早い」「今朝は寒い」など、数えあげればきりがないほど次から次へと理由をつけ、布団から出るのが遅い毎日を過ごしていました。

 出社時間は毎朝ギリギリセーフで、同僚から「ギリギリ君」と嬉しくないあだ名を付けられる始末。ついには上司に「朝のひとときを大切にし、心と体にゆとりを持つことが君には必要だ」と注意されたのです。

 さっそく朝の日課にラジオ体操を取り入れ、早起きと体調管理の一石二鳥を狙ったAさん。今では駅へ向かう足取りも、余裕しゃくしゃくです。

 もしAさんが「仕事さえキッチリやっていれば、早起きなんか関係ない」という独善的な考えでいれば、いずれは同僚と大きな差がつくことでしょう。

 朝のスタートが早ければ早いほど、一日の流れがスムーズになるのは当たり前です。「一日は一生なり」の心構えで、悔いのない一日を送りましょう。


今日の心がけ●早起きで人生を変えましょう
  

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2008年08月30日

変身した傘



変身した傘

 暴風雨の時に一番困るのは、傘を差しての歩行です。傘が強風にあおられ、壊れることも多々あります。

 東京に住む80歳代の女性Yさんは、台風の後など道に放置されている使えなくなった傘を拾い集め、ひとつの工夫をしています。

 傘の布の部分をきれいに剥【は】がし、その布でコンパクトな手提げ袋を作るのです。傘ですから布は防水加工されており、絵柄もカラフルです。ちょっとした品物を入れるのに重宝するようです。

 これまでたくさんの手提げ袋を作っては知人らにプレゼントしており、多くの人から喜ばれているとYさんは満足そうです。

 壊れたものは、ついそのまま捨ててしまいがちですが、この手提げ袋のように人間が「変身」させることで、物にも改めて活きる道が生まれるのです。

 私たちの職場においても、「コピーは裏紙を利用する」「来た封筒を物入れに使う」などのリサイクルによって、第二の命を甦【よみがえ】らせる道を探っていきましょう。


今日の心がけ●物はとことんまで活かしましょう
  

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2008年08月29日

何を求めているか



何を求めているか

 印刷の営業をしているNさん。印刷物は顧客の業種によって一つひとつ仕様【しよう】が変わるため、Nさんは打ち合わせに気を遣います。

 ある新商品のチラシを受注しました。先方の社長に要望を聞きましたが、細かい話まで行き着きません。困ったNさんは先輩に相談しました。すると「そのお客様は何を求めているかを考えろ」というアドバイスが返ってきました。

 Nさんは必死に、自分が先方の経営者になったつもりで考えました。新商品のターゲットはどこか、セールスポイントは何か。そこで浮かび上がった考えを元にして、製作部門に発注をかけたのです。

 後日、社長から「自分は印刷物に詳しくないから、具体的な要望は出せなかった。でも、こちらの狙【ねら】いをよく汲【く】み取ってもらい、いいパンフレットに仕上げてくれました」と感謝されました。

 お客様自身も、どうするのがベストか分からずにいることがあります。そのような時こそ、どれだけ相手の心を汲めるかが勝負の分かれ目となるのです。


今日の心がけ●相手の身になって考えましょう
  

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2008年08月28日

ひとりの限界



ひとりの限界

 テレビや舞台などで活躍中のお笑い芸人・千原【ちはら】ジュニア氏は、かつてはまったく人の言うことを聞かない芸人だったそうです。

 自分の気に入った映像を編集されると「なんでだ!」とスタッフに食ってかかっていたのです。しかし8年前、「自分は完全に間違っていた」と気づきました。

 バイクで転倒し、大けがを負って入院。「もう復帰はできないかもしれない」と諦【あきら】めかけていた氏に、先輩が「早く戻ってこい」と励ましの言葉をかけました。

 その言葉をきっかけに復帰を決意。同時に、それまで心の中にあった〈自分一人でやっている〉という気持ちがいかに不遜【ふそん】だったかを、深く反省したそうです。

 自分がすべての中心であるという思いが強すぎると、人の話を聞こうとする意識が機能しづらくなります。私たちが自分一人の頭で考える判断や見解には限りがありますから、それを補うのが周囲の人々の言葉です。

 人は聞くことによって物事を修正でき、そこから成長のきっかけを得ることができます。謙虚な気持ちを持って、様々な声や情報に耳を傾けましょう。


今日の心がけ●人の意見に耳を傾けましょう
  

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2008年08月27日

遅い出発



遅い出発

 江戸時代後期の人・伊能忠敬【いのうただたか】は、伊能家の婿養子として酒造の家業を繁栄に導き、49歳で隠居。その後、幕府天文方の高橋至時【たかはしよしとき】に弟子入りしました。

 猛烈に勉強し、55歳の時には「後世の参考ともなるべき地図を作りたい」との手紙を幕府に送って、東日本全体の測量を許可されました。

 そのあまりに精密な地図に息を呑んだ幕府は、西日本の測量を幕命による国家事業へと昇格させ、忠敬は六十歳で再び江戸を出発したのです。

 仕事は過酷を極め、三年の予定が延びに延びて、十年後に測量を終えました。歩いた距離は四万キロ。忠敬は1818年に73歳で亡くなりました。

 弟子が3年後に全図を完成。江戸城大広間にて、日本で最初となる実測地図「大日本沿海與地全図【だいにっぽんえんよちぜんず】」を広げ、幕府の重鎮たちを驚嘆【きょうたん】させました。

 「生涯学習」に身を投じ、「生涯現役」にこだわったのが忠敬です。学び続けることは、自分が生きている証にもなります。私たちも仕事において、日々の生活において、自分を高められる学びを見いだし、生活に潤【うるお】いを得たいものです。



今日の心がけ●学ぶことを生きがいとしましょう
  

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2008年08月26日

達成から達成へ



達成から達成へ

 物事を成し遂げるには、自分自身がやろうと決意することから始まります。目標に向かって「やる気」を持って行動しなければ、ゴール到達は難しいものです。

 思わず気力が萎えてしまいそうな事柄も、日々の生活の中では否応【いやおう】なく起こってきます。どうしたら仕事へのやる気を高めることができるでしょうか。

 仕事へ向けた動機づけについて、「衛星理論」の提唱者として名高いF・ハーズバーグは、次の六点が必要であると述べています。1.達成 2.承認 3.仕事そのもの 4.責任 5.昇進 6.精神的成長です。

 また、臨床スポーツ心理学者の児玉光雄【こだまみつお】氏も、著書『なぜモチベーションが上がらないのか』の中で、モチベーションを高める要因として、とくに「達成感」の重要さを指摘しています。

 毎日の仕事において、「結果の大きさ」だけに一喜一憂することは、長い目で見た場合プラスにはなりません。仕事のプロセスで得た「小さな達成」を喜び、それをまた次のステップに活かしながら、自身のやる気を高めていきましょう。



今日の心がけ●達成の喜びを力に変えましょう
  

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2008年08月25日

報・連・相の見極め



報・連・相の見極め

 職場における大切なコミュニケーションに、報告・連絡・相談があります。この報・連・相は、経営者と幹部以下従業員が一丸となって目標を達成していくために、必要不可欠なものなのです。

 入社して3年目のNさんは、その重要性を十分理解して、しっかり実行しているつもりでした。ところが上司の評価は、「報告が要領を得ない」「連絡ミスが多い」「相談もなく勝手に仕事を進める」というものでした。

 そこで教えられたのが、報・連・相の「見極めポイント」です。1.上司がどのような場にいて、報・連・相を受け入れられる状況にあるかどうかを見極める。2.この件は緊急な判断を要するものかどうかを見極める。3.「何のために必要か」という目的を見極める。以上三点をNさんは肝に銘じました。

 ひとくちに報・連・相が大切といっても、相手の立場で考えなければ有効な伝え方はできません。自己満足な伝達とならないよう、留意する必要があります。

 人と人との連携【れんけい】が仕事の核である以上、実のある報・連・相を確立しましょう。


今日の心がけ●相手の状況を見ましょう
  

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2008年08月24日

育てる



育てる

 「企業は人なり」とは、昔から強調されてきた言葉です。世の経営者はいかに優秀な人材を集め、そして育てるかに、大きなエネルギーを注いでいます。

 ところが、せっかく入社した社員に対して、「うちの社員はヤル気がない」などと言っては、あからさまにけなす経営者がいます。これでは良い人材は育ちませんし、経営上プラスにはならないでしょう。

 社員の悪口を言ってみたところで、社員はますますヤル気を失うだけです。それよりも、〈社員に足りないところはあるだろうが、自分にも足りない部分はないか〉と、謙虚に反省してみることが大切です。自分では正しいことをやっているつもりでも、実際は反対になるケースはよくあります。

 その上で、社員に対してプラスのエネルギーを発しましょう。その橋渡しの一つが「言葉」です。下手なお世辞はいりませんが、まずは「ヤル気にさせる言葉」を使うことを意識しましょう。

 社員それぞれの長所をしっかりと把握【はあく】して、人育てをしたいものです。


今日の心がけ●ヤル気の出る言葉を口にしましょう
  

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2008年08月23日

若さを保つ



若さを保つ

 食品会社のカゴメが全国25歳から59歳の既婚女性約2000人を対象に、「女性の若々しさ」に関する意識調査をしたところ、外見が若く見えるほうが「得だ」と感じる人が、全体の92%に達しました。

 理由として「毎日を楽しく過ごすことが出来る」「いつまでも女性として扱われる」が上位を占めました。また「自身が女性として魅力的であった年代は」という問いへの回答は、20歳代と50歳代が上位にランクされました。

 では、若さを保つ秘訣【ひけつ】を紹介しましょう。1.常に好奇心やチャレンジ精神が旺盛【おうせい】である。2.表情・言葉・行動がイキイキしている。3.話し声・笑い声が明るい。4.目標や夢がある。5.異性への関心を失わずに化粧や服装に気を配る、などです。

 年齢の見え方は、心の持ち方そのものが大きく作用します。心が前を向いていれば、おのずとその行動も若々しいものとなるでしょう。

 心と若さとはひとつながりであると意識し、明るく前向きで爽やかな心を持ち続けながら、魅力あふれる積極的な人生を歩んでいきたいものです。



今日の心がけ●若々しい心を持ちましょう
  

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2008年08月22日

0 1 0 2運動



0 1 0 2運動

 交通人身事故の約3割は、追突事故が占めています。この事故は、車間距離を多めに取ることで未然に防げる事故ともいえるでしょう。

 埼玉県警が「0 1 0 2【ゼロイチゼロニ】運動」と銘打ち、「時速60キロでは前車と2秒以上の間隔を空けましょう」と提唱したところ、追突減少が実証されたということです。

 電柱などを目印に、前の車が通過後に「ゼロ、イチ、ゼロ、ニ」と数え、「2」の時に自分の車が目印にした電柱などを通過すれば、2秒以上の間隔【かんかく】が空いているということになります。間に「ゼロ」を入れるのは、あえて二秒以上にして十分な車間距離にするためです。

 商談や配達などで時間的な制約がある時などは、気持ちが急いて車間距離も狭【せま】めになりがちです。しかし事故を起こしてしまったのでは、その後の商談や配達も消えてしまうことを忘れてはなりません。

 時間にも、心にも、そして車間距離にも充分なゆとりを持って、安全運転を心がけていきましょう。


今日の心がけ●ゆとりをもって運転しましょう
  

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2008年08月21日

仕事を愛する



仕事を愛する

 「給料は我慢料」という言葉を耳にすることがあります。「仕事とは嫌なことを我慢すること。給料はその我慢料と割り切ってしまえ」という意味でしょう。

 世の中には数多くの職業があります、本当にやりたい仕事に出合い、毎日の仕事に生きがいを感じている人は、実は少ないのかもしれません。

 仕事は実際に行なってみると、想像していたこととは違う場面だらけです。希望と現実が違うのは、誰もが通る道ともいえます。

 結果的にどのような職業に就【つ】こうと、基本的な心構えは同じです。自分のもとに巡【めぐ】ってきた仕事を「今日一日、ただ一つのわが仕事」と心から喜んで愛情を傾けることが大切です。

 なぜならば、真に働かなければ、その仕事の真髄【しんずい】は見えてこないからです。真心からの働きに「我慢」はありません。

 喜んで進んで働く時、今までつまらないと思っていた仕事が、楽しくて仕方のないものに変わるのです。 


今日の心がけ●喜んで進んで働きましょう
  

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2008年08月20日

礼に始まる



礼に始まる

 T氏は難航していた大きな商談がようやくまとまりました。苦労しただけあって、自然に「ありがとうございました」と大きく頭が下がりました。

 簡単なようで意外に難しいのが、このお辞儀でしょう。お辞儀の仕方には大きく分けて三種類あります。T氏のように、相手に深い感謝を捧げたいときには「最敬礼」です。上体を45度の角度に倒し、両手を腿の脇に持っていきます。

 次に、来客の出迎えや対面などの際は「普通のお辞儀」で、上体を30度くらい倒し、手は同じく脇につけます。女性の場合は手を体にそって自然に前に持っていきます。

 最後は「会釈」で、廊下で同僚・上司とすれ違ったような場合の軽いお辞儀です。首筋を伸ばしたまま視線を落とし、上体の角度は15度です。

 「礼に始まり礼に終わる」といいますが、心のこもった礼がいつも自然に行なえるのがベストです。「ありがとうございます」「いらっしゃいませ」「こんにちは」といった言葉が形として滲【にじ】み出るもの、それが「礼」であると心したいものです。



今日の心がけ●思いを形に表わしましょう
  

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2008年08月19日

目的と手段



目的と手段

 支店長のA氏は、全社のマネージャー研修で衝撃【しょうげき】を受けました。仕事の進め方が誤っていたことを、痛切に実感したからです。

 「事業本来の目的は、利益を上げることではなく、社会に貢献し、お客様に喜ばれることである。経営側に立つマネージャーには、そこに社員を幸せにすることが使命として加わってくる。売上や利益は、それを実現するための手段だ。

 振り返るべきは、『お客様に喜ばれる』という目的に則った手段が、行なわれているかどうか。その達成度の判断基準として、業績がある」との講義でした。

 研修後、A氏は以前に視察した優良支店の取り組みを思い浮かべました。明るい挨拶、歯切れのよい返事、清潔感の漂う店内を見た時、「こういう支店が儲かるのか」としか当時は思えませんでした。「これからは、どうすればお客様に喜ばれるのか、という視点で見なければ」と肝に銘じたのです。

 事業における目的と手段はひとつながりです。所属する企業の役割、自分の仕事の目的を確認して、それにふさわしい手段で働いていきましょう。


今日の心がけ●お客様に喜んでもらいましょう
  

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2008年08月18日

無理なお願い



無理なお願い

 商店を営【いとな】むNさんが、地方へ出張に行きました。顧客【こきゃく】との打ち合わせが長引いてしまい、駅に着いたのは深夜でした。

 最終電車はすでにありません。駅から宿泊先のホテルまでは、歩いて1時間以上はかかります。タクシー会社へ電話をしてもつながらず、困ったNさんはホテルへ直接電話をして迎えに来てもらおうと考えました。

 電話で事情を説明し、「たいへん無理を言いますが、迎えに来ていただけないでしょうか」と話したところ、「申し訳ありません。それは無理です」と断わられてしまいました。何度お願いをしても、先方は無理の一点張りです。

 強い憤りを覚えたNさんでしたが、やがて〈無理を言っている〉と自覚しながら腹を立てている自分が、とても恥ずかしくなりました。自分も人からの相談などを、詳しい話も聞かずに初めから断わっていたからです。

 Nさんは〈相手が喜ぶことは何だろう。困っていることは何だろう〉と考える大切さを教えられました。



今日の心がけ●相手の立場で考えましょう
  

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2008年08月17日

言葉の力



言葉の力

 外国人が生徒の日本語学校での授業風景です。先生「今日は『あたかも』という言葉を使って短文を作ってみましょう」。生徒「ハイ、先生できました。昨日買ったマヨネーズが冷蔵庫に”あったかも”」。一同大笑いになりました。

 日本語は数ある言語の中でも非常に難しく、正確に使わないと、同じ音でも全く別の意味になってしまうことがあります。旺文社【おうぶんしゃ】が行なった小中高校生1万4500名を対象にした「きれいな日本語」に対する意識調査を紹介しましょう。

 「言いたいことが伝われば、きれいな日本語でなくてもよいか」との質問に、「そうは思わない」と否定的だったのは60.2%。しかし「自分はきれいな日本語を話していると思う」と答えたのは11.4%、「思わない」は38.5%で、自分たちの言葉の乱れを、それなりに自覚しているという結果でした。

 言葉の行き違いで誤解を招くことがあります。言葉ひとつで人を勇気づけることもできます。自分の意見や考え、思いが相手に適切に伝わるよう、言葉の一つひとつを磨いていきたいものです。



今日の心がけ●言葉を正しく使いましょう
  

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2008年08月16日

探さない余裕



探さない余裕

 デスクの上に山積みされた書類の中で、仕事をしてはいませんか?いざという時に大事な書類が見つからずに失敗することが多いでしょう。

 整理整頓の苦手な人は、不必要なものまで後生【ごしょう】大事にしまっておく傾向があり、いろいろと入り乱れて何か何だか分からなくなるのです。

 「あの書類はどこだろう?」などと、探索【たんさく】に時間を割【さ】いていては、肝心の仕事が疎【おろそ】かになることは目に見えています。探す時間は無駄な時間なのです。

 書類や物の管理をする上で大切なのは、「どの書類・物をどこに置けばよいのか」「それがいつ必要なのか」ということに意識を向けることです。

 とくに、物は必要な時に手元にあることが最も大事ですから、整理整頓の際には、1.使用頻度の高いものから身近に置く2.系統立った置き方をする3.ほとんど使わないものは定期的に処分をする、などに留意【りゅうい】するとよいでしょう。

 整理整頓の理想は、他人が見ても何がどこにあるかが分かるようになっていること。誰が見ても必要な書類が取り出せるのは、部署としての大きな強みです。



今日の心がけ●物の定位置を決めましょう
  

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2008年08月15日

国語力の低下



国語力の低下

 高校生の国語力が著【いちじる】しく低下していることが、文部科学省国立教育政策研究所の「読書教育に関する調査」で明らかになりました。

 読書離れの傾向は、学年が上がるにつれて深刻となり、多くの教師がその原因は「大人や教師が本を読まなくなった」ことにあると指摘【してき】しています。

 また、同時に行なった漢字の書き取り調査では、小学4年で習う「積【つ】む」を書けない高校生が5割近くいました。本離れがもたらした結果と言えましょう。

 昨今【さっこん】は物事を安易に考え、手間暇【てまひま】掛けてじっくり学ぶことを嫌がる人が多くなったようですが、学生時代に勉強を怠【おこた】ったツケは、社会人になって取り返さなければならなくなるのです。仕事の合間にやるには辛【つら】いところでしょう。

 高校生の国語力の低下は、将来、大人たちの人間力の低下を来すことにつながります。携帯メールの文字変換に頼【たよ】り、字を書く機会が少くなることを思うと、考える基本となる「読み書き」を再度見直していかなければなりません。

 自己向上のためにも、時間の有効活用をはかり、読書に親しみたいものです。


今日の心がけ●読書をしましょう
  

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2008年08月14日

脱メタボリック



脱メタボリック

 メタボリックシンドロームは、健康に留意【りゅうい】する多くの人に関心のあるところでしょう。健康によいと言われる朝型生活が、その対策にもなるそうです。

 神奈川県立保険福祉大のチームが、女子学生18人を対象に実証実験を行ないました。「朝型」と「夜型」の食生活をしてもらい、食事をとった際に、食物の消化と吸収などのために体が消費するエネルギー量を測りました。

その結果、夜型より朝型のほうがエネルギーの消費量が多く、太りにくいことが、データとして裏付けられました。夜遅くの飲食は、メタボリックシンドロームになる確率をアップさせてしまいます。

 早起きがなかなかできないという人は、次の手段が効果的です。1.昼間は極力体を動かす2.寝る前には飲食は控え早く休む3.朝は眠くても、決めた時間に「エイッ」と寝具【しんぐ】を蹴【け】って起き上がる、などを心を決めて実行しましょう。

 朝型生活は日中の仕事がはかどり、早く眠れば省エネにつながるという利点もあります。この夏を契機に、朝型に切り替えてみましょう。


今日の心がけ●朝型生活をしましょう
  

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2008年08月13日

忙しい人



忙しい人

 Aさんの職場には、常に「忙しい、忙しい」と口にするBさんがいます。たしかにBさんは、多忙な部局の主任として忙しい毎日を送っています。 

 しかし、Bさんは顔を合わせる人に、睡眠不足や忙しさを自慢するかのように訴えた後、一方的に「忙しいから」と、さっさとその場を立ち去るのです。

 ある時、AさんはBさんに、忙しい理由をたずねてみました。すると「取引先の仕事が遅い」「上司に仕事を押し付けられた」など、他人のせいにする言葉を繰り返したのです。

 Aさんは、それからしばらくBさんの仕事ぶりを観察しました。Bさんは、一度に幾つもの資料を広げ、何から手をつけてよいのか分からない様子で、無駄な時間が多いようでした。また、Bさんに気兼ねしてか、同僚や部下も話しかけづらい雰囲気があり、良好なコミュニケーションが築けていないようでした。

 忙しいという文字は「心を亡くす」と書きます。忙しさのあまり、周囲に対する気配りを忘れぬよう、忙しくさせている要因は何かを省みてはいかがでしょう。



今日の心がけ●無駄な時間を減らしましょう
  

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2008年08月12日

言ってはならない言葉



言ってはならない言葉

 Mさんは集合住宅に住んでいます。ある日、エレベーターが降りてくるのを待っていると、4歳ぐらいの男の子を連れた母親がやってきました。

 エレベーターのドアが開いたので、Mさんは先に乗り、ドアが閉まらないようにしてあげようと思いました。

 すると男の子が「何でお前が先に入るんだよ」とMさんに向かって言ったのです。母親が「何てこと言うの」と男の子をたしなめましたが、Mさんはその言葉に少しショックを受けてしまったそうです。

 子供は、どこかで聞いた言葉を覚えて発します。それは、家庭であったり、幼稚園であったり、近所の友だちであったりするでしょう。

 言葉が乱れていると言われる世の中ですが、案外、私たち大人が使っている言葉を子供たちが真似しているのかもしれません。

 言ってはならない言葉を吐いて、顔から火の出る思いをした経験はないでしょうか。ふだんの言葉遣いが大事と自覚したいものです。


今日の心がけ●ふだんの言葉遣いに注意しましょう
  

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