2008年06月30日
心豊かに朝を過ごす

心豊かに朝を過ごす
昭和30~40年代の高度成長期を境にして、経済的に恵まれるようになった我が国。しかし、日本人の精神性は貧しくなったと言われます。
要因の一つに、本をあまり読まなくなったことがあります。通勤列車の中で、よく見かけるようになったのが、携帯電話のキーを押し続けている姿です。メールを打っているのではなく、ゲームに熱中しているようです。
ゲームで気分転換するのもいいでしょう。しかしその度を超えて、逆に苛立【いらだ】ちを募【つの】らせている人も少なくありません。
朝は、一日の始まりである大切なひととき。時間は取り返すことができません。心を落ち着かせ、さわやかに事に当たりたいものです。
よき書物との出会いは、精神性を高めるともいわれます。心を揺さぶられるような言葉に日々接しているとき、心の成長が図れると先人は教えます。
人生をより意義あるものとするために、読書をするなど朝の時間の使い方を工夫して、心豊かに生きる術【すべ】を身につけていきましょう。
今日の心がけ●朝の時間に何かを始めましょう
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2008年06月29日
自転車は手軽だけれど

自転車は手軽だけれど
環境に優しく体に健康的な自転車が、いま静かなブームになっています。最寄り駅まで自転車を使ったり、自転車通勤の人も増えてきました。
駐輪スペースは僅【わず】かで、ガソリンも電気もいらず、排気ガスは出さずに自分の脚力のみで進むのが自転車です。とくに天気の良い日は、全身に受ける風が何とも心地よく、爽快な気分になれます。
そんな素敵な乗り物の自転車ですが、道路交通法違反である歩道に上がっての猛スピード、信号無視や車道での逆走などが意外と多いのです。歩行者やドライバーからすると、ヒヤッとすることが少なくありません。
携帯電話やメールをしながらの人も見かけますが、これも危険な行為です。せっかく自然に優しい乗り物であっても、事故が多発してはプラス面が台無しでしょう。免許も不要で手軽に乗れる自転車だからこそ、マナー遵守【じゅんしゅ】は必要です。
交通社会を構成する一員として、自分が歩行者やドライバーの立場になることもあります。お互いにルールを守り、気持ちよく共存していきたいものです。
今日の心がけ●交通ルールを守りましょう
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2008年06月28日
サラッと行動

サラッと行動
Mさんがデスクに向かっていた時のことです。上司と後輩S君の会話が耳に入ってきました。
「これから行く取引先には、どの路線を使うのがよいか調べてくれ」というものです。S君はすぐさまインターネットを利用し、最短のルートを調べました。
しかし上司は「あの駅を経由するなら、他の路線がよいだろう」と言って、もう一度調べ直しを命じました。
それを聞いていたMさんは、<路線を変えたとしても、どうせ五分や十分しか変わらないのであれば、どちらでもよいことではないか>と思ったのです。
ところがS君は、躊躇【ちゅうちょ】なく何度も調べ直しています。最終的には、初めに示したルートよりも最短の路線が見つかりました。上司とS君は、意気揚々【いきようよう】と会社を出て行ったのです。
<もし自分だったら、素直に調べ直していただろうか。面倒だと考え、これで行きましょうと押し通さなかったか>と、おおいに反省させられたMさんでした。
今日の心がけ●依頼は快く引き受けましょう
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2008年06月27日
河にまなぶ

河にまなぶ
『枕草子【まくらのそうし】』や『徒然草【つれづれぐさ】』とならぶ三大随筆【ずいひつ】のひとつ、鴨長明【かものちょうめい】による『方丈記【ほうじょうき】』の冒頭の一節は、今なお私たちに多くのことを考えさせてくれます。
「行く河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとゞまりたる例【ためし】なし」
河は常に途切れることなく流れ続いており、なお、その水は昨日の水とは違って刻一刻【こくいっこく】と変転しています。
現代の経済や産業に置き換えてみれば、永遠に続くかと見えたバブル景気が崩壊、上昇の一途【いっと】だった土地価格が暴落して未曾有【みぞう】の不況に陥り、企業も水面に浮かぶ泡のように漂【ただよ】ったり消えたりして、同じ状態に留【とど】まることはありません。
価値観の陳腐化【ちんぷか】が加速する激動の現代では、企業の寿命も商品のサイクルも短くなり、生き残りをかけて旧態【きゅうたい】からの脱皮と大胆な変革が常に求められています。
片や、創業精神や経営理念など、変えてはならないものは一貫して守り抜く、不動の信念と伝承【でんしょう】の姿勢が一方で大切となってくるのです。
今日の心がけ●変えるものと守るものを見抜く眼を備えましょう
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2008年06月26日
最後まで聴く

最後まで聴く
人と会話の結論を共有できていると解釈してきたN氏は、自身の中では相手の思いを汲【く】み取れており、相手とは友好な関係が築けていると信じていました。
ところが実際には、相手が何かを話し始めると、「それで結論は?」とか、「結局、こういうことが言いたいんでしょう?」と先方の言葉をさえぎって話を終わらせてしまうことが度々でした。
ある時、「Nさんは私の思いを少しも受け止めてくれない」という声を耳にしました。ショックを受けた氏は、「自分は人の話を先読みし、自分の思い込みを相手の結論のように押し付けてきたのではなかったか」と振り返りました。
そこで「今後は先入観を捨てて、最後まで人の話に耳を傾けよう」と自らを改めました。すると、会話の中には自分にプラスになるヒントが多く潜【ひそ】んでいることを発見できたのです。
相手の持つ、ありのまますべてを受け容れることが真のコミュニケーションであると悟った氏は、現在、傾聴【けいちょう】のレッスンに励む毎日です。
今日の心がけ●先入観や思い込みを捨てましょう
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2008年06月25日
メラトニン効果

メラトニン効果
皆さんは「メラトニン」という物質をご存じでしょうか。精神安定に関係のあるホルモンの一つで、睡眠の質を左右するものです。
通常、メラトニンは夜に多く分泌【ぶんぴつ】されますが、光によってその量が抑制されてしまうこともあります。
ですから、夜更かしをして蛍光灯の光などを長時間浴びていると分泌量が少なくなり、脳が興奮状態に陥って精神的に不安定になりやすいのです。
メラトニンをより多く分泌させるコツは「早寝早起き」です。夜は脳を興奮させないよう早めに眠り、その分、早起きをして心身を活動モードに切り替えます。こうすると精神を安定させられるので、日中のストレス対処にも役立ちます。
人に必要とされる睡眠時間は、6時間から7・5時間といわれています。夜10時に就寝すれば朝4時に起床で6時間。朝の時間を有効に活用できます。
職種によって早寝が難しい場合もあるでしょうが、まずは出来る範囲から実行してみてはいかがでしょう。
今日の心がけ●朝型の生活を心がけましょう
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2008年06月24日
癖【くせ】

癖
Y氏がそば屋へ入った時のことです。
アルバイトらしき店員がお客様から注文を受け、厨房に伝える際の「天ぷらそばでーす」「次はきつねそばでーす」と語尾を伸ばす癖【くせ】が気にかかりました。
店主から「でーす」ではなく「です」と言うようにと注意を受け、「たぬきそばです」「そばセットです」としばらくは「です」と語尾を短くしていましたが、Y氏がそばを食べ終わるころには、再び「でーす」に戻ってしまいました。
Y氏自身もコーヒーを飲む時、スプーンを舐める癖がありました。商談中にうっかりこの癖が出てしまい、相手の視線が集中して恥をかいたことがありました。
考える時に爪を噛む癖、イライラすると頭をかく癖、緊張すると貧乏ゆすりをする癖、必要以上に頭をペコペコ下げる癖など、人によって様々です。
「癖」は自分では気づきにくく、分かっていてもなかなか直らないものです。しかし、場合によっては相手に不快感を与えるのが癖です。
悪い癖はサッと直し、好印象を与えられるよう努力したいものです。
今日の心がけ●自分の癖を再点検しましょう
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2008年06月23日
体を動かす

体を動かす
入社10年目のKさんは悩んでいました。思うように仕事が進まないばかりか、最近は社内の人間関係もうまくいきません。
そんな時、ある本の一節に目がとまりました。「体の問題を解決するときには心を動かし、心の問題を解決するときには体を動かせ」がそれです。体の問題とは病気、心の問題とは悩みなどを指します。
この言葉に<頭でゴチャゴチャ考えず、自分の出来ることに集中して、精一杯取り組んでみろ>と言われた気がしたKさん。それからは、とにかく今できる仕事に全力で取り組み、エネルギッシュに体を動かしました。
続けていくうちに、失敗を恐れて結果ばかりにとらわれ、何も出来ていなかったこれまでの自分に気がついたのです。頭で理解するという以外に、体で分かる世界があることに感動したKさんでした。
頭で覚えたことは忘れやいすものですが、体で覚えたことは忘れないものです。まず目前の仕事に全力を尽くし、憂え心【うれえごころ】を取り去りましょう。
今日の心がけ●目の前の仕事に全力を傾けましょう
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2008年06月22日
決心

決心
「地球上で一番たくさんありがとうを集めるグループになりたい」をスローガンに、現在3000人以上の従業員を抱えるのがワタミグループ代表の渡邉美樹【わたなべみき】氏。会社経営を志したきっかけは、小学5年生の時の出来事でした。
父親に対して「お母さんと別れてください。僕が次にお母さんと結婚します」と言っていたほど大好きだった母親を、病気で亡くします。
あまりの悲しみに自分も死んでしまおうと考えますが、父親から「お前が成長することを母さんは楽しみにしていたのだから」と止められます。
同じ年に父親の会社が倒産し、靴下さえ買えないほどになりました。父親の履き古した靴下を、縫って使わなければならない生活が始まりました。
「社長になって、この貧乏から抜け出そう。亡くなった母親が喜ぶくらい大きな会社の社長になろう」と決心したのです。
物事を成し遂げるためには、強く「決心」しなければなりません。しっかりと心を決めることで、ブレのない行動につながります。
今日の心がけ●心を決めましょう
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2008年06月21日
払い清める

払い清める
「仕事の効率を上げたい」「ミスをなくしたい」そして何よりも「成果を上げたい」というのは、私たち職場人に共通した願いでしょう。
そうじ力研究会代表で作家としても活躍中の舛田光洋【ますだみつひろ】氏は、2年前まで「もっと生きがいをもって仕事がしたい。もっと仕事で成果を上げたい」と、もがいていました。打って変わって、現在は執筆やセミナー、企業に対するコンサルティングなど、以前と比べて十倍以上の仕事をこなせるようになりました。
成功の鍵は、乱雑であった仕事環境をキレイにしたことです。掃除の要素である「捨てる」「磨く」「整理整頓」を徹底的に行ない、身の周りの環境をスッキリ・サッパリ・ハッキリとさせていったのです。
掃除をすればするほど、自分のやるべきことが明確になり、目の前の事柄に真心を込めて取り組めるようになったと舛田氏は述べています。
整理整頓をすることにより、仕事の効率や成果は確実に上がります。掃除名人は仕事名人と心得て、清々しく気持ちのよい仕事環境を作っていきましょう。
今日の心がけ●掃除を徹底して行ないましょう
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2008年06月20日
雨降って地固まる

雨降って地固まる
「雨降って地固まる」という諺【ことわざ】があります。雨が降った後は、ぬかるんでいた土地が、かえってしっかり硬くなることになぞらえたものです。
悪いことがあった後、以前よりむしろ良い状態になることを意味します。人間関係においても、激論や喧嘩の後で本当の信頼が築かれることがよくあります。
他人に対する不平や不満は誰でもありますが、大切なことは、それを感じた時に、どう対処するかです。
不満を解決するには、相手を変えるか、自分が変わるかのどちらかです。しかし相手を変えることは容易ではありません。不満や不仲の原因は、相手だけでなく必ず自分のほうにもあるものです。
自分が相手に合わせる努力をし、その人の良いところを見つけるようにすれば、人間関係は徐々によくなっていくでしょう。
相手を理解するためにも、摩擦を恐れず、時には自分の気持ちを率直に話し、相手の言い分には心から耳を傾けるという努力をしていきたいものです。
今日の心がけ●誠意をもって話し合いましょう
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2008年06月19日
職場の教養の活用が社員の変化を呼ぶ

職場の教養の活用が社員の変化を呼ぶ
倫理法人会の会員には、特典のひとつとして会費一口につき『職場の教養』という小冊子が三十冊贈呈されます。
同誌は職場の朝礼に活用するもので、社会人としての行動指針や人としての心のあり方など、毎日多岐にわたるテーマで一カ月分をまとめてあります。
使い方は各社で自由ですが、基本的にはリーダーを決めて、そのリーダーが本文の最初と最後の段落を読みます。途中の段落はリーダーが「ハイ」と区切り、それを受けて次の読み手が積極的に「ハイ」と返事をして読み進めます。全文を読み終えた後にリーダーが感想を一言述べ、最後はリーダーの音頭に合わせて、具体的な実践の目標が示された「今日の心がけ」を全員で唱和します。
多くの倫理法人会会員企業が活用していますが、様々な喜びの声が担当者のもとに届いています。
次に紹介するのは、三十代の女性社員から送られてきたミニ体験です。
私は中途採用で今の会社に入社しました。ところが二十二歳の女性社員で、なんとなく苦手な子がいました。年は私が上なのですが、彼女の私に対する視線には「後から来たくせに」という冷たいものを感じます。しっくりいかないまま数日間が過ぎました。
そんなある朝、『職場の教養』の「今日の心がけ」に「先手で挨拶をしましょう」とあり、ハッとしました。挨拶もせず、言葉も交わさずでは、ますます気まずい雰囲気になってしまう。勇気を出して自分から声をかけてみようと決意しました。そして翌朝、私は思い切って彼女に「おはようございます」と挨拶をしたのです。すると彼女からも「おはよう」と挨拶が返ってくるではありませんか。これを境に彼女の視線から冷たさが消え、古くからの仲間のように温かく気軽に接してくれるようになったのです。
以前の職場では朝礼はありませんでしたし、もちろん『職場の教養』を読んだこともありません。今この職場で『職場の教養』に出会えたことをとても嬉しく思っていますし、たった一言の「おはよう」がこんなに人間関係をスムースにするとは、私にとって初めての体験でした。
どの職場でも初めて『職場の教養』を導入した時には、社員からは様々な反応があるものです。「仕事と何の関係があるんだ」「こんなことをやっても時間の無駄では」など。しかしここでトップが挫けてしまえば、すべてが水泡に帰します。
ものごとはいったん始めたらとにかくやり続けることです。やり続けるうちに、必ず社員にもその良さや必要性は伝わります。また、そう信じてトップが真剣に取り組むことが大切です。
続けるうちに「社員が積極的になった」「自分の考えをハッキリと言うようになった」など、その変化を感じられるのはトップにとっても最高の喜びです。一日一日の積み重ねですが、その成果は計り知れないものがあるのです。

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2008年06月19日
忘れ物

忘れ物
電車で移動をしていたKさん。座席に座り本を読んでいるうちに、途中の大きな駅でほとんどの人が降りていきました。
すると、Kさんの向かい側の席に座っていた若いカップルの男性のほうが、Kさん目がけて突進してきたのです。
「何事か」と身構えたKさんでしたが、男性は隣に置かれていたマフラーをつかみ、一目散にそのマフラーの持ち主めがけて駆け出しました。そして「マフラー!マフラー忘れていますよ!」と大きな声で叫び、無事に手渡したのです。
その若い男性は電車に戻ると、連れの女性と何事もなかったかのように会話を始めました。車内は温かい雰囲気に包まれ、男性の咄嗟の行動に、Kさんも心の中で拍手を送ったのです。
「自分はこんな状況に合った時、さりげない行動が出来るだろうか・・・」と自問自答したKさん。相手のためを思い、咄嗟の時でもさりげなく行動に移せる自分になろうと決意を新たにしました。
今日の心がけ●さりげない行動を身につけましょう
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2008年06月18日
見方を変える

見方を変える
人間関係は難しいものです。とくに職場では老若男女【ろうにゃくなんにょ】の中で、活動を共にしなければなりません。一度嫌な思いをしてしまうと、喜んで仕事に向かうこともできません。
ある女性は人間関係で悩み、憂鬱【ゆううつ】な毎日を過ごしていました。それに気づいた上司から、「あなたが接する人たちの長所・美点を見ることに努めてみたらどうかな。相手の見方を変えてみよう」とアドバイスされました。
欠点と美点は裏と表です。欠点の裏には、必ず美点が潜【ひそ】んでいます。たとえば、短気な性格の人は正直であり、潔癖な人は几帳面でよく気がつくというように、人は多面性を兼ね備えているのです。
自分自身が周囲の人や物に対する見方を変え、短所・欠点に自身の「まごころ」を傾けた時、相手のマイナス面が長所・美点に変わるのです。
人のプラス面を知ることで、自らの心にも光が射【さ】し込みます。暖かな光に満ちた職場では、良質な人間関係が育てられるに違いありません。
今日の心がけ●美点を見ることに徹しましょう
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2008年06月17日
学生気分よサヨウナラ

学生気分よサヨウナラ
職場の先輩たちから、入社後も学生気分が抜けきらない言葉遣いや非常識な行動をとる、困った新人像をあげてもらいました。
一位は「挨拶がきちんとできない」です。「社長クラスにしか挨拶せず、こちらからしても無視」「顧客に紹介しているのに、挨拶できない」と、社内の人間関係だけでなくビジネスにも影響が心配されます。
二位は「メモを取らず、同じことを何度も聞く」です。上司からすると「やる気がない」とみられるので要注意です。三位は「敬語が使えない」です。上司や同僚を問わず、最初から友達言葉を使う新人が増えています。
四位は「雑用を率先してやらない」です。本業で戦力になれないうちは、雑用だけでもという謙虚な姿勢も大切。以下「報告・連絡・相談ができない」「同じ間違いを繰り返す」「返事ができない」「自分のミスを謝らない」などが続きます。
新入社員といえども企業の顔です。社会人としてのマナーやルールを身につけ、一日も早く職場で活躍できるようにしましょう。
今日の心がけ●挨拶をきちんとしましょう
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2008年06月16日
結束力

結束力
どのような人でも、使える時間は1日24時間しかありません。一人の人間の働きには、おのずと限界があります。
せいぜい頑張っても、2、3人分の働きが精一杯。1人の十歩より、10人の一歩のほうが、はるかに組織としての発展性が感じられます。
団体スポーツの世界では全員プレーが重要視されるように、1人、2人の傑出した選手だけでは、勝利を得ることは楽ではありません。思いがけない選手が活躍し、次々に日替わりヒーローが誕生するようなチームでないと、最終的に栄冠を手にすることは難しいようです。
組織力とはチームの結束力です。各自が目的を達成するためには、何が必要で、自分たちはどうあるべきか、を考えることから始まります。チームとしての意志が統一され、個々の技量を磨いていく過程で、戦う集団へと変貌していくのです。
個々人の能力に頼るだけでは、いずれ組織は疲弊【ひへい】していきます。総合力で勝負する時代が来ているといえるでしょう。
今日の心がけ●組織の結びつきを強めましょう
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2008年06月15日
4番目の競技者

4番目の競技者
全日本スキーチームのコーチを務め、後進の育成にあたる阿部雅司【あべまさし】氏は、オリンピックの競技の一つであるノルディック複合の選手でした。
1992年のアルベールビルオリンピックに派遣された、ノルディック4選手のリーダー格でした。競技に出場できる代表選手は3人。期待を一身に背負った阿部選手でしたが、競技への出場は叶いませんでした。
「突然の代表落ちに、涙で人に顔を見せられなかった」と無念さを噛み締めた後は、自分のできることを考え、代表選手たちのスキー板の手入れに専念。そして見事、金メダルという結果になり、皆は阿部選手を胴上げしました。
本選からは外れたものの、他者のサポートに徹する。職場の業務でも起こり得ることです。そのような状況に遭【あ】った時こそ、自分に出来る仕事は何なのかを見いだし、断じて行なうことです。
出来ることは「今の私が果たし得る最高のことだ」と受け止め、働ける環境を喜びましょう。
今日の心がけ●今の仕事に全力投球しましょう
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2008年06月14日
ムダ・ムリ・ムラ

ムダ・ムリ・ムラ
能率的に仕事を進めるには、目的と目標を意識することが大切です。
フレデリック・テイラーの「科学的管理法」を「能率学」と名付けて日本に紹介し、「能率の父」と呼ばれたのが経営学者の上野陽一【うえのよういち】氏です。氏は能率の要諦【ようてい】をまとめた「能率十訓」を作り上げました。
その中で、「手段が目的と目標に適合していないと、ムダあるいはムリを生む」と述べ、「能率のよい状態とは、目標と手段が釣り合っていること」だと定義しています。
目的に対して手段が大きすぎるとムダが生じ、小さすぎると最終的にムリが生まれる。そして、そのムダやムリがムラを作り出すもととなり、そのムラが多いと大事を引き起こすというのです。
目的や目標を明確にし、常に心に留めて業務を遂行しなければ、方向性を間違えてしまいます。目的達成のために必要な手段を駆使し、仕事の能率を上げていきましょう。
今日の心がけ●目的を確認しましょう
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2008年06月13日
お前はお前だ

お前はお前だ
平成17年に、乗客ら107名が死亡したJR福知山線脱線事故。22時間後に救出された林浩輝【はやしひろき】さんが、今春、大学を卒業しました。
マンションに突っ込んだ快速電車の、先頭車両に乗っていた林さん。自宅から大学へ通う途中で事故に遭いました。
意識が戻ったのは約二週間後。両足を切断し、車イスで復学しました。しかし友の手を借りることが増え、負い目を感じていた時、「同情で付き合っているわけじゃない。どうなろうとお前はお前だ」との言葉に、ためらいは消えました。
4月からは広告代理店に勤め、新たな人生をスタート。「失ったものは大きいが、事故があったから今の自分がある。自分だからこそ伝えられるメッセージを届けたい」と語ります。友のストレートな言葉が、林さんを支えたのです。
人の持つ温かさに触れたり、自己のあるがままを受け容れられた時、人間は成長し、器がひと回り大きくなります。私たちは周囲の人の成長を手助けできるよう、言葉を磨かなければなりません。
今日の心がけ●言葉を磨きましょう
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2008年06月12日
繁栄への道は朝起きから始まる

繁栄への道は朝起きから始まる(今週の倫理563号)
倫理というと、堅苦しいものと思い、少し構えてしまう人があるようですが、そんなものではありません。特別むずかしいことでもないのです。
倫理の学びは、朝起き、あいさつ、返事・笑顔・後始末といった、人として社会生活をおくるために当たり前のことを、しっかり実践していくことなのです。
この教えをあらゆる業界の経営者が企業経営に活かし、基本的な事を実践して素晴らしい企業風土を育んでいるのです。そして日々の実践活動を通じて社会のために仲間づくりを楽しみつつ、「日本創生」に向かっていこうというのが私たちの目的です。
まずは、朝起きの実践です。「朝起きは繁栄の第一歩」という標語をかみしめましょう。朝、目が覚めるということは、自分の力ではなく大自然の力によるものです。大自然の大きな力で生かされているのが私たちなのです。
グズグズしていて何の得があるでしょうか。毎日のグズグズ時間によって、精神的・物理的に失うものの蓄積は、ばかになりません。
今日一日が私の、あなたの人生です。そして、今日は二度と戻ってこないのです。「やり直しができない」と気づいたら、のんびり朝寝などしてはいられないでしょう。朝は一日の出発、スタート。お互いに持っている能力や個性を発揮する第一歩と心得て、模範となる朝起きの実践に磨きをかけていかねばなりません。
朝起きを実践している人は、仕事を追いかける人になっていきます。仕事を積極的に追いかける人は、仕事が順調に進み、人が都合よく来てくれます。営業の話がより良くまとまり、外回りでの交通の流れまでがスムーズに運んでいくのです。
T氏は、六年前から朝起きの実践に真剣に取り組むようになりました。倫理法人会が主催する「経営者モーニングセミナー」に積極的に参加しています。
午前六時からの「経営者モーニングセミナー」への参加を一つのきっかけに、毎日午前四時には起床。会社に一番乗りをすると仕事も効率よく進むことを身をもって体験しました。
S氏は、健康不安をいだきながら消極的になっていたことを反省し、生活を朝型に変えて積極性を高めました。するといつの間にか、先手の挨拶と「ハイ」の返事が身についてきたのです。健康への不安は、いつしか消えていったことはいうまでもありません。
N氏は、倫理は実践することで身につくものと心し、様々なことに挑戦しています。
朝起きの実践、そして夫婦での朝の挨拶、トイレ清掃と、すべてに喜んで磨きをかけているのです。
「自分に負ける人は何をやっても大成しない。朝起き一つ出来ずに何ができるか。『ねむたくばいつまでも眠れ墓の中』」(「清き耳」丸山敏雄著)といわれるように、倫理の実践は日常のごくごく当たり前のことであって、誉められたり、はやし立てられたりするものでもありません。朝起きは繁栄の第一歩と心得れば、おのずと私たちがするべきことは見えてくるはずです。

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